2010年6月に小惑星探査機はやぶさが地球に持ち帰った小惑星イトカワのサンプルや2020年12月に小惑星探査機はやぶさ2が地球に持ち帰った小惑星リュウグウのサンプルは、人類が手にした、かけがえのない貴重な試料です。その2つのサンプルを、JAXA相模原キャンパス以外では日本で初めて、明石市立天文科学館で、期間限定で並べて展示します。
特別展示期間となる1月28日(日)には、リュウグウサンプルの初期分析を統括されていた東京大学 橘省吾教授の講演会も開催します。
<協力>JAXA宇宙航空研究開発機構
特別展示期間となる1月28日(日)には、リュウグウサンプルの初期分析を統括されていた東京大学 橘省吾教授の講演会も開催します。
<協力>JAXA宇宙航空研究開発機構
チラシはこちら
期間
2024年1月27日(土)~2月18日(日)
会場
明石市立天文科学館 3階 展示室「天文ギャラリー」
展示サンプル
イトカワ粒子(RA-QD02-0554)
長さ:長径51μm
構成鉱物:かんらん石
2005年「はやぶさ」第1回タッチダウン採集試料
※顕微鏡(マイクロスコープ)での観察となります。
長さ:長径51μm
構成鉱物:かんらん石
2005年「はやぶさ」第1回タッチダウン採集試料
※顕微鏡(マイクロスコープ)での観察となります。
リュウグウ粒子(C0054)
長さ:長径2.87mm
含水鉱物、炭酸塩、有機物(C-H)を含む
2019年「はやぶさ2」2回目タッチダウン地点「うちでのこづち」にて採集
長さ:長径2.87mm
含水鉱物、炭酸塩、有機物(C-H)を含む
2019年「はやぶさ2」2回目タッチダウン地点「うちでのこづち」にて採集
展示風景
【2024年2月2日】
ご講演いただいた橘省吾先生より提供していただいた隕石を、新たに、横に並べて展示しました。イトカワの粒子の横には、イトカワ粒子と同じ種類の隕石(LLコンドライト)を、リュウグウの粒子の横には、リュウグウ粒子と同じ種類の隕石(CIコンドライト)を並べて展示しています。
ご講演いただいた橘省吾先生より提供していただいた隕石を、新たに、横に並べて展示しました。イトカワの粒子の横には、イトカワ粒子と同じ種類の隕石(LLコンドライト)を、リュウグウの粒子の横には、リュウグウ粒子と同じ種類の隕石(CIコンドライト)を並べて展示しています。
関連イベント【終了しました】
関連講演会「小惑星リュウグウの石が語り始めたこと」
【講 師】 東京大学 元はやぶさ2初期分析チームリーダー 橘 省吾 教授
【日 時】 1月28日(日) 午後6時30分~午後8時30分(午後6時00分~午後6時30分受付)
※午後5時に天文科学館は一度閉館します。午後5時~6時は館内でお待ちいただけません。
・午後6時30分~:オープニング
・午後6時40分~:講演会
・午後7時45分~:展示室見学
【定 員】 150名
【会 場】 天文科学館・2Fプラネタリウムドーム
【参 加 費】 300円(駐車料金別途200円)
【参加方法】 1月17日(水)午前9時~前日午後5時まで当館ホームページで先着順に受け付け。
≪ 申込はこちら ≫
※ホームページで申込ができない場合は電話でお問い合わせください。
<講師プロフィール>
東京大学 元はやぶさ2初期分析チームリーダー
橘 省吾 教授
専門は宇宙化学。太陽系の惑星達がどうしていろんな色をしているのかを知りたくて、惑星をつくった材料について研究しています。「はやぶさ2」計画では小惑星リュウグウ表面で石を採る係(サンプラー)、地球に持ち帰られた石を分析して調べる係(初期分析)を担当しました。著書に「星くずたちの記憶 ― 銀河から太陽系への物語」(岩波科学ライブラリー)など。