天文好き高校生を応援しています

ブログ、ずいぶん開けてしまいました。7月後半、2週間ほどドイツに行っていました。国際プラネタリウム協会のカンファレンスに出席し、せっかくの機会でしたのでドイツの天文と時計の調査を行ってきました。得られるものが多く、非常に良い時間を過ごすことができました。またご報告しますね。

今日は高校生の話題です。
私自身も、高校では地学部に所属していました。同級生には珍しいものを見る感じで「地学」というあだ名で呼ばれていました。同窓会に行っても、井上という名前は忘れていても「地学」といえば思い出すようです。では星好きが珍しいかというと、案外そうでもなくて、話してみるとみんな結構、星や宇宙に興味を持っているんですよね。そんなわけで、潜在的に天文好きな高校生は相当いるのではないかと思っています。そして、高校生のつながりができるといいな、と思っています。

当館では、毎年夏休みに、「高校生によるプラネタリウム解説体験」という事業を行っています。これは兵庫県教育委員会と県内のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校が実施主体となる「兵庫『咲いテク』プログラム」のひとつで、明石北高等学校が主催、天文科学館との協同により実施するものです。

高校生たちは学芸員からプラネタリウム解説の基本などのレクチャーを受けたあと、相談しながら投影内容をを作成します。何日もかけて、内容に取り組み、リレー解説をおこないました。学校でほとんど初めて出会う生徒同士、意気投合していく様子を見るととても嬉しくなります。緊張もあったようですが、想いのこもった解説をやり切って、みなとても良い表情でした。(2024年は8月24日と25日に成果発表を実施しました)

さて、高校生が当館で活動している例もあります。
当館の天文ボランティアにも高校生が増えてきていて、展示解説などで大活躍しています。
また、今年度、星の友の会に「ほしとも学生部」ができました。高校生を中心に中学生や大学生が数名集まってなんだか楽しそうにアレコレ計画しているようです。星の友の会・天文ボランティアは随時会員募集していますので、興味ある方はぜご参加ください。当館は天文好き高校生を応援しています!

星の友の会の情報はこちら
※もちろん高校生だけでなく大人もこどもも大歓迎です!^^

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